2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

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[21a-PB1-1~86] 17 ナノカーボン(ポスター)

2019年9月21日(土) 09:30 〜 11:30 PB1 (第二体育館)

09:30 〜 11:30

[21a-PB1-71] 量子物性発現を志向した有機/二次元無機半導体接合系の構築

〇(B)松山 圭吾1、福井 暁人1、青木 佑樹1、山田 悠貴1、木村 大輔1、吉村 武1、芦田 淳1、藤村 紀文1、桐谷 乃輔1,2 (1.阪府大工、2.科学技術振興機構さきがけ)

キーワード:遷移金属ダイカルコゲナイド、二硫化モリブデン、二次元半導体

遷移金属カルコゲナイド(TMDC) は極薄膜無機半導体として注目され、近年はトポロジカル絶縁相の発現についても着目されている。TMDCでは半導体の性質を示す2H相、金属的な相である1T相と緩和した1T′相の結晶構造をとる。1T′相はトポロジカル物性を示すとされるが、安定性や常温近傍での発現に課題がある。本研究では、二硫化モリブデンに対し電子ドナー能を有する有機分子benzyl viologenを接合させることによって2H相から金属的な相への転移を試みた。