[21p-E101-1~6] 12.5 有機太陽電池

[21p-E101-5] 有機半導体太陽電池の発電機構に関する量子化学的検討

〇成島 和男¹、中村 潤之介¹、宮田 翔希¹ (1.宇部高専)

キーワード：有機半導体太陽電池、量子化学、発電機構

我々は、p型半導体にフタロシアニン、n型半導体にフラーレンＣ60を用いた有機薄膜太陽電池
について、その発電機構を考察した。今回、我々は、基底状態におけるフタロシアニン、フラーレンＣ60 2分子系の電子状態の計算と考察を行った。その結果、2分子系において正孔と伝導電子の発生を示唆している。これら基底状態における正孔と伝導電子は、光活性層には光照射により発生した正孔・伝導電子の移動を容易にする働きがあることが分かった。