2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.5 レーザー装置・材料

[21p-E203-1~5] 3.5 レーザー装置・材料

2019年9月21日(土) 13:00 〜 14:15 E203 (E203)

時田 茂樹(阪大)

13:00 〜 13:15

[21p-E203-1] スケーラブルに増設可能な光フェーズドアレイシステムの検討

藤江 彰裕1、原口 英介1、矢吹 麻菜1、秋山 智浩1、安藤 俊行1 (1.三菱電機)

キーワード:コヒーレントビーム結合、光フェーズドアレイ

光空間通信(FSO)やリモートセンシングなどへの応用が期待されている、光フェーズドアレイシステムにおいては、単一光源の出力光を複数分配し、増幅後コヒーレントに合成する技術が求められ、特に複数分配した各素子光の位相誤差を検出する必要がある。従来の検出方式においては、素子毎の位相誤差を検出するための空間光学系が別途必要であり、素子数の増加に伴い、伝送光路中の位相変動に加え、誤差検出光学系の設置誤差に起因した位相誤差が加わる為、位相同期精度が劣化する課題があった。本報告では、各素子光の空間出力時に生じるフレネル反射を用いたスケーラブルに増設可能な位相同期系の構成検討を行い、試験実証を行ったので報告する。