2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.10 光量子物理・技術

[21p-E207-1~10] 3.10 光量子物理・技術

2019年9月21日(土) 13:15 〜 16:00 E207 (E207)

辻野 賢治(東京女子医大)

15:45 〜 16:00

[21p-E207-10] レーザーカオス光によるSub-THz波の火山灰中における伝送特性

川﨑 美柚1、〇川上 由紀1、桒島 史欣2 (1.福井高専、2.福井工大)

キーワード:レーザーカオス光、サブテラヘルツ、火山灰

近年,様々な自然災害により各地で甚大な被害が発生している.特に,土砂崩れや火山噴火・雪崩など,人や車・建物が埋まってしまうケースも少なくない.土や火山灰といった遮蔽物は,救助活動の妨げにもなり,対応策が必要とされている.既に,無線を用いて救助対象を探すシステムは開発され,実用化されている.しかし,どれも高価で,救助活動における確実性が低いという欠点がある.無線を用いた探索システムにおいて,要となるのは電波の伝送特性である.伝送特性は,各周波数帯,各遮蔽物によって異なる.中でも,Sub- THz帯における火山灰への伝送特性はまだ明らかになっていない.また,Sub-THz波はミリ波と異なり,ビームとして扱えるため,サンプルの伝送特性を明確にできる.本研究ではSub- THz帯に限った火山灰中の伝送特性を測定し,結果を解析する.