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[21p-E207-3] 長共振器パルス励起縮退光パラメトリック発振器の進行波モデル
キーワード:光パラメトリック発振器、長共振器、進行波モデル
組み合わせ最適化問題の解を得る物理計算機として、コヒーレント・イジングマシーンが研究されている。本装置はリング共振器縮退光パラメトリック発振器(DOPO)を基本要素とする。長共振器内のPPLNをパルス列励起することにより、時間多重パルス光(イジングスピンに相当)がリングを周回するよう構成されている。DOPOの動作解析には、従来のレーザ発振器モデル、すなわち共振器内に一様分布した光が増幅利得と共振器損失を同時かつ連続的に受けて時間発展する系、の拡張版が用いられている。これに対し本講演では、より実態に即した進行波モデルによりDOPO発振特性を記述する。