[21p-E207-1~10] 3.10 光量子物理・技術

[21p-E207-6] 量子ドットレーザを用いた戻り光によるカオス生成におけるヒステリシス現象の観測

〇松本 敦¹、赤羽 浩一¹、山崎 和人²、菅野 円隆²、山本 直克¹、堀 裕和³、成瀬 誠⁴、内田 淳史² (1.情通機構、2.埼玉大、3.山梨大、4.東大)

キーワード：量子ドットレーザ、レーザカオス、ヒステリシス

これまで我々は、一般的な単一モード半導体レーザ(LD)とマルチモード量子ドットレーザ（QD-LD）では、カオス生成の動特性が異なることを実験的に見出してきた。本稿では、時間遅延フィードバック光強度の制御をある制約下で実施したところ、QD-LDでは一般的なLDとは異なり、光カオスの生成に関しヒステリシス的な状態変化が生じることを見出したのでこれを報告する。