2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.3 酸化物エレクトロニクス

[21p-N302-1~10] 6.3 酸化物エレクトロニクス

2019年9月21日(土) 13:15 〜 16:00 N302 (N302)

島 久(産総研)、野田 啓(慶大)、木下 健太郎(東理大)

14:45 〜 15:00

[21p-N302-6] 原子層堆積法によるリン酸マグネシウム固体電解質膜の作製

鶴岡 徹1、蘇 進1、辻田 卓司2、西谷 雄2、濱村 朋史2、稲富 友2、名倉 健祐2、寺部 一弥1 (1.物材機構、2.パナソニック(株))

キーワード:マグネシウム電解質薄膜、原子層堆積法

原子層堆積(ALD)法を用いて,リン酸マグネシウム固体電解質薄膜の作製に成功した。成膜は125℃から300℃の比較的低温で行った。作製した膜はアモルファスで,高いアスペクト比のトレンチ構造でも均一に堆積する。低温で堆積した膜の方が電気伝導度の低い活性化エネルギーを示した。これは,リン酸構造の無秩序化によってマグネシウムイオンのホッピング伝導が向上するためと考えられる。