[10a-W611-1~9] 16.3 シリコン系太陽電池

[10a-W611-9] 接合媒体に銅ナノ粒子配列を用いたスマートスタックセル

〇水野 英範¹、牧田 紀久夫¹、菅谷 武芳¹、高遠 秀尚¹ (1.産総研)

キーワード：多接合、太陽電池、シリコン

異なるバンドギャップを有する光電変換層を適切に積層することにより、より幅広い太陽光スペクトルを有効利用しデバイス全体としての変換効率を向上させることができる。このような多接合太陽電池（2端子型）の作製方法の一つとして、我々は金属ナノ粒子配列を各種太陽電池の接合媒体として用いるスマートスタック法を提案している［1］。これまで、金属ナノ粒子配列の素材としてはPdの有用性を示してきたが［2,3］、実用化（特により低コストな製造プロセスの実現）に向けては、高価なPdに代わる金属を模索することは大変重要と考えられる。そこで本研究では、新たにCuナノ粒子配列を接合媒体として用いたスマートスタックセルを作製し、Pd代替の可能性について検討を行った。