2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

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[10p-PA4-1~7] 13.6 ナノ構造・量子現象・ナノ量子デバイス

2019年3月10日(日) 13:30 〜 15:30 PA4 (屋内運動場)

13:30 〜 15:30

[10p-PA4-4] 半導体単一量子ドットの核スピン分極双安定状態下における光子統計性

〇(B)大宮 寛太1、松崎 亮典2、藤澤 秀樹1、鍜治 怜奈2、足立 智2、笹倉 弘理2 (1.北大工、2.北大院工)

キーワード:量子ドット、核スピン分極、光子統計性

半導体量子ドット(QD)では偏極した電子スピンを注入し、量子閉じ込め効果により増強される核スピンとの相互反転過程による大きな核スピン分極形成が可能となる. 核スピン分極の制御性の向上は量子メモリや量子メディア変換等次世代の情報技術への応用が期待されており、核スピン分極形成過程において電子スピン反転が核スピンの制御性を大きく左右する要因の一つであることから、今回光子相関測定による電子スピン反転時間について精査した結果を報告する.