[10p-S224-1~17] 11.3 臨界電流，超伝導パワー応用

[10p-S224-10] 複素時定数TDGL方程式に基づく第２種超伝導体におけるホール効果のシミュレーション

〇松野 哲也¹、馬渡 康徳² (1.有明高専、2.産総研)

キーワード：超伝導体、時間依存ギンツブルグランダウ方程式、量子化磁束

複素時定数を持つ時間依存ギンツブルグ・ランダウ(time-dependent Ginzburg-Landau: TDGL)方程式に基づいたシミュレーションによって第２種超伝導体における量子化磁束の運動に関するホール効果の再現を行い，ホール効果のメカニズムの理解を深めることを本研究の目的とする．ここでは，印加電流と垂直な方向に発生するフロー電圧（ホール電圧）が複素時定数の虚数成分の大きさにどのように依存するか，電流電圧特性，ピンニングの効果を調べた．