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[10p-W611-9] 太陽電地モジュールにおける電圧誘起劣化箇所の一検討― フィンガー電極近傍での局所的劣化の可能性 ―
キーワード:電圧誘起劣化、シリコン太陽電地モジュール
電圧誘起劣化(Potential Induced Degradation: PID)は,高温多湿な環境で太陽電地モジュールとフ レーム等の間に高電圧が印加されて発生することが知られている。高電圧印加時,フィンガー電 極がリーク電流の一経路となり得るなら,封止剤や反射防止膜表面を流れるリーク電流に加えてNa イオンなども集まり,フィンガー電極近傍が局所的に劣化される可能性がある。そこで,太陽 電地に対して,受光面からフォトンを注入する PL (Photoluminescence)法と,電極からキャリヤを注入する EL (Electroluminescence)法の測定結果を比較することで,フィンガー電極近傍における劣化について検討した。