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△ [10p-W933-5] イオン散乱分光法(CAICISS)を用いたLaAlO3(001)基板の終端面解析
キーワード:酸化物、基板、イオン散乱分光法
原子レベルで平坦かつ単一組成を示す基板の開発は、酸化物ヘテロ界面の研究において不可欠である。LaAlO3(001)は基板材料として広く使われているが、極性構造を取っているため、単一終端を示す表面を達成することは難しいと言われてきた。本発表では高温アニーリングと水エッチングを組み合わせることで原子レベルで平坦なLaAlO3(001)基板を実証するレシピを考案し、イオン散乱分光法を用いてAlO2単一終端を確認した結果を報告する。