2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.2 評価・基礎物性

[11a-M112-1~11] 12.2 評価・基礎物性

2019年3月11日(月) 09:00 〜 12:00 M112 (H112)

赤井 恵(阪大)、塩足 亮隼(東大)

10:45 〜 11:00

[11a-M112-7] 有機ヘテロ界面における局所的無秩序化に関するSTM解析

大西 瞭1、赤池 幸紀2、若山 裕3、金井 要1 (1.東理大、2.産総研、3.物材機構 MANA)

キーワード:有機半導体、へテロ界面、無秩序化

本研究では界面構造が無秩序化すると考えられているα-6T/F16CuPc界面の局所構造を、STMを用いて直接観察した。その結果、α-6TがF16CuPc分子間に割込み無秩序相を形成することが分かった。比較実験としてα-6T/CuPc界面を観測した結果、α-6TとCuPcの相分離が生じることが分かった。そのため、分子間相互作用が無秩序相形成に重要であると考えられる。講演では、6P/F16CuPc界面のSTMの結果を交え、無秩序構造に対する分子サイズと柔軟性の影響について議論する。