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[11a-S224-1] スピン偏極イオン散乱分光法によるGe/Fe(100)界面の解析
キーワード:ゲルマニウム、スピン偏極、表面
Fe(100)基板上のGeの成長初期段階における原子配列とスピン分極を、スピン偏極イオン散乱分光法を主たる手段として解析した。基板温度が室温ではGe/Fe界面では反応が観測されなかったが、一方で633Kでは界面反応によりGeはFe基板内部に取り込まれることが分かった。そしてこの界面反応では、一部のGeは最表面に残り超構造を形成した。この超構造により、表面スピンの脱分極が起きることが明らかとなった。