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[11p-M103-4] GaAs/Al0.3Ga0.7As量子井戸における低温でのスピン緩和時間の井戸幅依存性
キーワード:スピン緩和、GaAs/AlGaAs 量子井戸、ポンプ・プローブ反射計測
本研究では、井戸幅の異なるGaAs/AlGaAs量子井戸のスピン緩和時間を時間分解ポンプ・プローブ反射計測によって測定し、低温におけるスピン緩和時間の井戸幅依存性を調べた。その結果、井戸幅1.8 nmから2.6 nmの間でスピン緩和時間の負の井戸幅依存性が観測された。これは低温でのスピン緩和機構であるEY効果から期待される井戸幅依存性とは異なるため、低温域におけるスピン緩和機構の解明に貢献し得ると考えられる。