2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

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[11p-PB3-1~27] 13.7 化合物及びパワー電子デバイス・プロセス技術

2019年3月11日(月) 13:30 〜 15:30 PB3 (武道場)

13:30 〜 15:30

[11p-PB3-18] ベベルメサ構造GaN p-n接合ダイオードの電界分布シミュレーション

前田 拓也1、成田 哲生2、上田 博之2、兼近 将一2、上杉 勉2、加地 徹3、木本 恒暢1、堀田 昌宏1,3,4、須田 淳1,3,4 (1.京大院工、2.豊田中研、3.名大 未来材料・システム研究所、4.名大院工)

キーワード:窒化ガリウム(GaN)、端部終端構造、絶縁破壊

パワーデバイスの高耐圧化には,素子端部における電界集中を緩和する終端構造が必要である.本研究では,端部終端構造としてベベルメサ構造を検討し,TCADシミュレーションを用いて電界集中緩和の効果を調べた.上部p層のアクセプタ密度を低く,メサ角度を小さくすることで,電界集中を十分に緩和できることが分かった.ベベルメサ構造は,比較的低耐圧(~1.2 kV)な素子,あるいは,絶縁破壊の基礎研究のための終端構造として有用である.