[11p-S222-1~13] 12.4 有機EL・トランジスタ

[11p-S222-8] アルミキノリノール錯体の電子電流成分の評価とデバイス特性との相関性

〇森 竜雄¹、神谷 涼平¹、前原 良亮¹、青山 悟¹、清家 善之¹ (1.愛知工大工)

キーワード：有機EL、電子電流、電流連続

アルミキノリノール錯体(Alq3)は初期の発光材料・ホスト材料として利用されると共に、電子輸送層としても広く用いられてきた。その電子電流は電子オンリーデバイスとして評価されたが、一致した特性は報告されていない。我々は正孔電流成分を利用して、発光領域の電子電流分を評価した。良好な正孔輸送であれば、その電流成分は一致した。しかしながら、高電流領域では正常な特性が得られなかった。このことは高電流領域では電圧分担が影響を受けていることを示唆する。