2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.2 探索的材料物性・基礎物性

[11p-W834-1~18] 13.2 探索的材料物性・基礎物性

2019年3月11日(月) 13:15 〜 18:30 W834 (W834)

末益 崇(筑波大)、立岡 浩一(静大)、山口 憲司(量研機構)、原 康祐(山梨大)

17:30 〜 17:45

[11p-W834-15] イオンビーム合成法で作製したβ-FeSi2膜中の空孔型欠陥評価

薮内 敦1、唐津 拓弥1、木野村 淳1、前川 雅樹2、河裾 厚男2 (1.京大複合研、2.量研機構)

キーワード:格子欠陥、空孔、陽電子消滅

イオンビーム合成法で作製したβ-FeSi2ではAlドープによりPL発光強度が増大することが報告されており,Siサイトを置換するAl原子がSi空孔形成を抑制するためであると言われていた.しかし陽電子消滅法による評価からはAlドープによる空孔型欠陥形成を示唆する結果が得られていた.今回,β-FeSi2試料における陽電子捕獲サイトについて調べた結果,AlドープによるFe空孔形成の可能性が見出された.