2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.7 医用工学・バイオチップ

[9a-S421-1~12] 12.7 医用工学・バイオチップ

2019年3月9日(土) 09:00 〜 12:15 S421 (S421)

野田 俊彦(豊橋技科大)、當麻 浩司(医科歯科大)

11:30 〜 11:45

[9a-S421-10] PEDOT:PSSを用いた薄型・軽量な有機CO2センサの開発

土屋 和彦1、野村 綾子1、東海林 純一1、奥山 義浩1、長峯 邦明1,2、古澤 宏幸3、時任 静士1,2 (1.山形大ROEL、2.山形大院有機材料シ、3.山形大院理工)

キーワード:PEDOT:PSS、二酸化炭素、感応膜

低コストでフィールド環境に使用できる薄型・軽量なCO2センサを開発することを目的として、プラスチック基板上の2つの電極に対してPEDOT:PSSおよび高分子/Cuキレート剤からなるCO2感応膜を塗布し積層化したセンサを作製して、気相中のCO2に対する応答性能を評価した。その結果、CO2の吸着により感応膜内の反応プロセスで生じたCu2+がPEDOTとPSSの層分離を促進し、それに伴う2つの電極間の抵抗値変化によりCO2の濃度をモニタリングできた。