[9a-W323-1~12] 6.4 薄膜新材料

[9a-W323-3] SnO₂微粒子光散乱層導入による FTO 膜のヘイズ率制御と色素増感太陽電池の高効率化

山下 佑海¹、佐藤 純¹、〇奥谷 昌之¹ (1.静岡大院工)

キーワード：色素増感太陽電池、透明導電膜、ヘイズ率

本グループでは、FTO透明導電膜のヘイズ率を制御し、入射光の有効利用による色素増感太陽電池(DSSC)の高効率化を研究目的としている。これまでに、ITO微粒子層上にFTO層を堆積させた二層構造のFTO透明導電膜を利用したDSSCの特性の向上を報告した。本研究では、FTO層の粒成長の促進のため、SnO₂微粒子層を新規に導入してヘイズ率を制御し、セル内部での光吸収によるDSSCの高効率化を試みた。