2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[9a-W641-1~12] 3.4 生体・医用光学

2019年3月9日(土) 09:00 〜 12:15 W641 (W641)

山中 真仁(名大)、橋本 守(北大)

09:00 〜 09:15

[9a-W641-1] 狭帯域・低波数分解能ラマン顕微鏡法による細胞分析の高効率化

熊本 康昭1,2、望月 健太郎1、橋本 剛佑2、原田 義規2、田中 秀央2、藤田 克昌1,2 (1.阪大院工、2.京府医大病理)

キーワード:ラマン顕微鏡、バイオイメージング、細胞分析

ラマンイメージングはスペクトルの多重測定により高速化され、生きた細胞の無標識分子分析を可能にしてきた。しかしその計測スピードは今尚、既存の染色ベースの技術に比べ4桁以上遅い。本講演ではラマンイメージングをさらに高効率化する狭帯域・低波数分解能ラマン顕微鏡法を発表する。この方法により我々は、検出カメラの読み出し時間と信号の積算時間とを短縮し、細胞のラマンイメージングを21倍高速化することに成功した。