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[9p-S011-13] 酸素負イオン照射による錫添加 In2O3 薄膜における広範囲キャリア密度制御
キーワード:酸化インジウム、キャリア制御、酸素負イオン
錫添加 In2O3 (以下、ITO) は高い透明性と優れた電気伝導性を有し、資源問題を抱えつつも透明導電膜として最も広く用いられている。キャリア密度制御は膜原料内のドナー濃度や成膜後の熱処理による報告が多いが、既に結晶化させた ITO 膜におけるキャリア密度の大幅な制御に関する報告例は殆ど無い。本研究では、酸素負イオン (O−)を駆使することにより、ITO のキャリア密度を大幅な量(9.3 × 1020 cm-3 → 1.2 × 1019 cm-3)において制御することに成功した。