2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.6 ナノバイオテクノロジー

[9p-W242-1~14] 12.6 ナノバイオテクノロジー

2019年3月9日(土) 13:45 〜 17:45 W242 (W242)

熊谷 慎也(名城大)、住友 弘二(兵庫県立大)、大城 敬人(阪大)

17:30 〜 17:45

[9p-W242-14] リン脂質リポソーム固定化カンチレバーセンサによるパーキンソン病原因物質αシヌクレインの検出

小林 亮子1、澤村 正典2、山門 穂高2、寒川 雅之3、山下 馨1、野田 実1 (1.京工繊大、2.京都大医、3.新潟大)

キーワード:αシヌクレイン、カンチレバーセンサ、リポソーム

人工細胞膜リポソームを歪みゲージカンチレバー上に固定化したカンチレバー型センサを用いて,パーキンソン病の原因物質であるαシヌクレインタンパク質(αSyn)の検出を行った。αSynは,その性質や機能がまだ多く不明であるが,アルツハイマー病原因物質のAβタンパク質と同様に線維伸長・凝集化が生じる。そこで,Aβと同様に,αSynとリポソームの相互作用で発生する応力によるカンチレバーの撓みを,歪ゲージの抵抗変化から検出できる可能性があると考え,αSynの検出とその経時特性を得ること,同時により低濃度での線維伸長・凝集の検出を目的とした。