2020年第81回応用物理学会秋季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » プラズマ誘起生体反応の機構解明研究のフロンティア

[10p-Z03-1~7] プラズマ誘起生体反応の機構解明研究のフロンティア

2020年9月10日(木) 13:30 〜 17:20 Z03

古閑 一憲(九大)、栗田 弘史(豊橋技科大)

16:50 〜 17:20

[10p-Z03-7] ポストハーベストでのパルスパワー利用とその作用機序

高木 浩一1,2、高橋 克幸1,2 (1.岩手大理工、2.アグリ研セ)

キーワード:パルスパワー, プラズマ, 農業

農業において収穫から消費者へ食品として届けられるまでの段階をポストハーベスト工程と呼ぶ.ポストハーベスト工程は,農作物の保存・加工・流通などからなる.ポストハーベスト工程での高電圧・プラズマの利用として,空中浮遊菌(腐敗菌)の捕集および不活性化,農産物の老化(追熟)を加速させる植物ホルモン物質の分解などがある.パルスパワーは,電界やプラズマの高精度時空間制御を可能にする技術で,この特徴を活かすことで,作用対象への作用選択性が高まる.ここでは,パルスパワーで制御されたプラズマや電場のポストハーベストでの利用について,作用機序を中心に述べる.