2020年第81回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.4 薄膜新材料

[10p-Z05-1~19] 6.4 薄膜新材料

2020年9月10日(木) 12:30 〜 17:30 Z05

田中 勝久(京大)、中村 吉伸(東大)、村岡 祐治(岡山大)

16:45 〜 17:00

[10p-Z05-17] 低温 PLD 合成 Ni1-xFexO(111)エピタキシャル薄膜の磁気抵抗評価

〇(M2)篠崎 佳晴1、金子 健太1、土嶺 信男2、金子 智3,1、松田 晃史1、吉本 護1 (1.東工大物質理工、2.(株)豊島製作所、3.神奈川県産技総研)

キーワード:酸化ニッケル, 磁気抵抗効果, 高濃度不純物添加

Ni1−xFexO(x≦0.7)エピタキシャル薄膜の作製と磁気抵抗効果について検討した。薄膜はPLD法によりα-Al2O3(0001)基板に製膜した。
得られた薄膜はXRDパターンにより、いずれも岩塩型構造ベースの (111)エピタキシャル薄膜と分かった。300 KにおけるPPMSを用いた直流磁気抵抗測定の結果、いずれの薄膜も面直磁場印加により負の磁気抵抗効果を示し、Ni0.3Fe0.7O(111)薄膜では9Tにおいて約-0.5%となった。また、x=0.7でのMRの増大について、四面体配位Feイオン増加の寄与が考えられる。