2020年第81回応用物理学会秋季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

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[10p-Z07-1~6] 機能性酸化物のイオンと電子が織りなす蓄・創エネルギーデバイスの新展開

2020年9月10日(木) 13:30 〜 17:00 Z07

田中 秀和(阪大)、秋永 広幸(産総研)

16:00 〜 16:30

[10p-Z07-5] 両極に遷移金属酸化物ベースの光触媒を用いる高電圧型太陽電池

泉 康雄1、漆舘 和樹1、原 慶輔1 (1.千葉大院理)

キーワード:光触媒, 太陽電池, 高電圧

光エネルギーの有効利用として、両極に遷移金属酸化物ベースの光触媒薄膜を用いる太陽電池を開発した。単セルで2 V以上の起電力を示す特徴がある。光負極で水を酸化し、光正極でO2を還元するため、永続的に発電し続けられる。負極に用いたTiO2結晶には分極率の高さと光反応性の高さが求められた。正極に用いたBiOCl結晶では、透明電極近傍でのホールと光反応性が鍵を握った。起電力と出力向上のための開発を論ずる。