2020年第81回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.10 光量子物理・技術

[10p-Z21-1~15] 3.10 光量子物理・技術

2020年9月10日(木) 13:00 〜 17:00 Z21

小坂 英男(横国大)、田嶌 俊之(京大)

16:30 〜 16:45

[10p-Z21-14] 量子虚時間発展法のNISQデバイス実装に向けた非局所近似の導入:マックス-カット問題への適用

西 紘史1,2、小杉 太一1,2、松下 雄一郎1,2 (1.東工大、2.Quemix)

キーワード:量子コンピュータ, 組合せ最適化問題

高速な基底状態計算手法として、量子計算機上における虚時間発展法(量子虚時間発展法)が注目されている。従来はNISQデバイス上への実装に対し、ゲート操作数の課題があった。本研究では非局所近似と虚時間ステップの圧縮手法を提案し、マックス-カット問題に適用した。これより、大幅に少ないゲート操作数で高い計算精度を維持することが可能となり、量子虚時間発展法のNISQデバイス実装に道筋を立てることができた。