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△ [11a-Z23-1] 高温アニールおよび熱酸化処理による高純度半絶縁性4H-SiC基板のフェルミ 準位の変化
キーワード:半絶縁性SiC, 真性点欠陥, Hall効果測定
高純度半絶縁性(HPSI)SiC基板は、真性点欠陥が形成する深いトラップ準位の働き(補償)により非常に高い抵抗率を示し、高温動作集積回路への応用が期待されている。本研究では、HPSI SiC基板のフェルミ準位を評価し、ミッドギャップ準位が半絶縁性を支配していることを裏付けた。さらに、高温アニールや熱酸化処理がHPSI SiC基板のフェルミ準位に与える影響を評価し、フェルミ準位は禁制帯の中央付近に存在し続けることを確認した。