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△ [11a-Z26-1] 銀ナノワイヤへの金ナノ粒子析出とナノ熱源としての利用
キーワード:ナノワイヤ
本研究では、Au+イオンの光還元を利用して、銀ナノワイヤ上に金ナノ粒子を析出させた(Au-AgNW)。 さらに、Au-AgNWの金ナノ粒子部(AuNP)に励起光を照射し、AuNPの光熱効果を利用した局所的な加熱を行った。水中でAuNPにレーザー光を照射すると、気泡が形成され、水が沸点に達したことが確認された。また、温度応答性のPNIPAM溶液中で同様の実験を行うと、下限臨界溶液温度に起因する溶液の白濁化が起こった。これは、AuNPの光熱効果によって、粒子近傍が昇温されたためであり、析出させたAuNPが加熱源として利用できることを示している。