2020年第81回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.1 作製・構造制御

[11p-Z13-1~18] 12.1 作製・構造制御

2020年9月11日(金) 12:30 〜 18:00 Z13

三浦 康弘(浜松医科大)、山本 俊介(東北大)

12:30 〜 13:00

[11p-Z13-1] [第42回優秀論文賞受賞記念講演] 三脚型トリプチセンを利用した単分子ダイオードの開発

藤井 慎太郎1、石割 文崇2、小本 祐貴1、蘇 李欣竹1、山形 悠斗2、小阪 敦子2、相場 諒1、西野 智昭1、福島 孝典2、木口 学1 (1.東工大院理、2.東工大化生研)

キーワード:分子ダイオード, ブレークジャンクション法, トリプチセン

単分子ダイオードの整流方向は分子の配向方向により決定されるが、金属ナノギャップにおける分子の配向方向と整流方向の制御は極めて困難であった。本研究では、三脚型トリプチセンを利用して単分子ダイオードの開発を行った。ブレイクジャンクション法を用いて単分子の電気伝導度と整流特性の計測を行った。その結果、三脚型トリプチセンは分子土台として機能し、単分子ダイオードにおける分子配向方向と整流特性の制御に成功した。