2020年第81回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.1 強誘電体薄膜

[8p-Z17-1~12] 6.1 強誘電体薄膜

2020年9月8日(火) 13:00 〜 16:15 Z17

山田 智明(名大)、中嶋 宇史(東理大)

13:00 〜 13:15

[8p-Z17-1] マイクロロッド型マルチフェロイック複合体薄膜の諸特性に及ぼすポストアニールの影響

右田 翼1、小舟 正文1、高崎 英幸1、伊藤 稜1、菊池 丈幸1、藤沢 浩訓1、神田 健介1、前中 一介1 (1.兵県大工)

キーワード:マルチフェロイック, 複合膜, ポストアニール

我々は先行研究において, 強誘電及び強磁性秩序を有するマイクロロッド型CoFe2O4 (CFO)/Bi3.25Nd0.65Eu0.10Ti3O12 (BNEuT)複合体薄膜の作製に成功している. しかしながら, 磁場-電気分極制御を試みたが, 十分な電気磁気効果を得るには至っていない. これは, CFO/BNEuT界面におけるCFO粒子が微細であるため, CFOの磁歪によるBNEuTへの応力伝達が十分でなかったことに起因すると考えられる. そこで本研究では, ポストアニールによるCFO粒子のさらなる結晶成長と二相の結合強度の向上を目的として, ポストアニール温度がCFO/BNEuT複合体薄膜の諸特性に及ぼす影響について調査した.