[9a-Z14-1~12] 2.5 医用応用

[9a-Z14-5] 術中リンパ節転移診断のための鉗子型ミニPETの開発：概念設計

〇高橋 美和子¹、伊藤 繁記²、錦戸 文彦¹、田久 創大¹、Kang Han Gyu¹、瀬戸 泰之³、山谷 泰賀¹ (1.量研放医研、2.古河シンチ、3.東大病院)

キーワード：PET, 術中診断, 鉗子

術中リンパ節診断を可能とする鉗子型ミニPET開発を目的とした検出器性能策定と感度シミュレーション結果を報告する。FDG投与の3時間後に術中計測すると想定した場合、転移診断の閾値は620Bqと算出され、この付近の検出感度が要求されることが明らかとなった。GEANT4シミュレーションの結果、リンパ節を直径5mm球（600Bq）とし、1対のBGOシンチレータ（4mm厚）、30秒計測で平均173カウントが得られ、7.6%の精度（%SD）で計測できることが示された。