2020年第81回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 多次元計測技術とデータサイエンスの融合によるバイオイメージング・センシング技術の進展

[9p-Z06-1~10] 多次元計測技術とデータサイエンスの融合によるバイオイメージング・センシング技術の進展

2020年9月9日(水) 13:30 〜 17:30 Z06

大塚 洋一(阪大)、渡辺 信嗣(金沢大)

14:10 〜 14:40

[9p-Z06-3] マイクロ流路・ポアデバイスを用いた物理指標に基づくがん細胞識別

横田 一道1 (1.産総研)

キーワード:ポアデバイス, 非標識, 一細胞

抗原抗体反応に基づく免疫染色は細胞の識別に広く用いられているが、がん細胞ではたんぱく質発現の多様性が大きいため、標的抗原の発現量が小さい細胞は見逃されるなどの問題がある。ポアデバイスでは、粒子の細孔(ポア)通過時のイオン電流変化から、一粒子分解能の非標識検出が可能である。我々はこの手法に基づく流路デバイスにより、一細胞の物理量を指標とした、免疫染色に依存しないがん細胞と血球系細胞の識別に成功した。