2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.1 作製・構造制御

[12p-A404-1~12] 12.1 作製・構造制御

2020年3月12日(木) 13:15 〜 16:30 A404 (6-404)

小柴 康子(神戸大)、赤松 範久(東工大)

15:30 〜 15:45

[12p-A404-9] 異なる不均一露光条件で作製したPDLCの光透過率の温度応答特性

垣内田 洋1、荻原 昭文2 (1.産総研、2.神戸高専)

キーワード:高分子ネットワーク液晶、光重合誘起相分離、熱応答型調光素子

不均一露光による光重合誘起相分離技術で、温度で透明/白濁が切り換わるPDLCを開発している。液晶と反応性メソゲンの混合原料にスペックル散乱光を投影露光し、意図的にドメインサイズを制御し作製する。不均一露光の条件を変えることで、相分離ドメイン形成ひいては光透過率の温度特性に違いが生じる。このドメイン形状は、単純に光強度分布のサイズとともに変わるのではなく、材料固有の相分離特性との競合で決まると考えられる。