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[12p-PA3-27] 10-kA/cm2 Nb集積プロセスを用いたDouble-Flux-Quantum Amplifierの再設計と動作検証
キーワード:超伝導体、SFQ回路、超伝導集積回路
我々はこれまで量子精度で電圧増倍が可能な超伝導電圧増倍回路であるDouble-Flux-Quantum Amplifier(DFQA)について研究を行ってきた。DFQAの出力電圧は入力されるSFQパルス列の周波数に比例する。そこで従来よりも臨界電流密度が4倍である10-kA/cm2のNb集積プロセスを使用して、再設計を行い、SFQパルス列の最大入力周波数向上に取り組んだ。従来型のDFQAは最大入力周波数が39GHz程度であったのに対し、再設計を行ったものは76GHzと動作性能の向上が確認された。