2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[12p-PA7-1~16] 12.7 医用工学・バイオチップ

2020年3月12日(木) 16:00 〜 18:00 PA7 (第3体育館)

16:00 〜 18:00

[12p-PA7-14] 両面成形型自律遠心マイクロ分注機構による親水液体の分注

〇(DC)岡本 俊哉1,2、浮田 芳昭1 (1.山梨大院工、2.学振特別研究員)

キーワード:遠心マイクロ流体デバイス、分注機構、親水性

本研究室では、自律制御型の遠心マイクロ流体デバイスの開発を行っており、これまでに毛管力型と両面成形型の自律遠心マイクロ分注機構を開発し、定常回転下で高精度に分注可能であることを実証した。しかし毛管力型は、毛管力の作用を利用しており、作動流体は、流路表面に対し疎水性でなければならない。一方で両面成形型は、流路表面の濡れ性に依存しない構造となっている。本研究では、両面成形型分注機構が、流路表面に対し親水性を示す液体を用いた場合においても動作可能であることを実証するため、エタノール水溶液の分注を実行した結果を報告する。