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[13a-A409-3] ヘリンボーン構造と平行構造のペンタセン結晶の安定性
キーワード:分子間相互作用、ペンタセン二量体、分散力補正密度汎関数法
有機半導体の電子輸送は、主に最高占有分子軌道の重なり具合(電子トランスファー積分)によって決定される。そこで有機半導体の設計では、結晶中の分子配列の制御が重要な課題となっている。多環芳香族分子からなる有機半導体の結晶はヘリンボーン構造になることが多いが、その理由は明確ではない。本研究では分散力補正DFT法を使いペンタセンのヘリンボーン構造と仮想的な平行(層状)構造の安定性を比較し、ヘリンボーン構造が安定な理由を検討した。