2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.4 有機EL・トランジスタ

[13a-A409-1~9] 12.4 有機EL・トランジスタ

2020年3月13日(金) 09:00 〜 11:30 A409 (6-409)

間中 孝彰(東工大)

09:30 〜 09:45

[13a-A409-3] ヘリンボーン構造と平行構造のペンタセン結晶の安定性

都築 誠二1、下位 幸弘1、小山 奏汰2、荒井 俊人2、長谷川 達生2 (1.産総研、2.東大院工)

キーワード:分子間相互作用、ペンタセン二量体、分散力補正密度汎関数法

有機半導体の電子輸送は、主に最高占有分子軌道の重なり具合(電子トランスファー積分)によって決定される。そこで有機半導体の設計では、結晶中の分子配列の制御が重要な課題となっている。多環芳香族分子からなる有機半導体の結晶はヘリンボーン構造になることが多いが、その理由は明確ではない。本研究では分散力補正DFT法を使いペンタセンのヘリンボーン構造と仮想的な平行(層状)構造の安定性を比較し、ヘリンボーン構造が安定な理由を検討した。