2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.7 化合物及びパワー電子デバイス・プロセス技術

[13a-B401-1~10] 13.7 化合物及びパワー電子デバイス・プロセス技術

2020年3月13日(金) 09:00 〜 11:45 B401 (2-401)

牧山 剛三(富士通研)

09:00 〜 09:15

[13a-B401-1] 成膜後熱処理による原子層堆積Al2O3/GaNキャパシタのバイアス安定性向上

堀川 清孝1、川原田 洋1,2,3、〇平岩 篤2,4 (1.早大理工、2.早大ナノ・ライフ、3.早大材研、4.名大未来研)

キーワード:バイアス安定性、Al2O3、成膜後アニール

原子層堆積法により形成したAl2O3膜を用いたGaNキャパシタは、Al2O3膜を高温(450ºC)にて形成し成膜後アニールをより高温にて行なうと、ブリスター(膜の微細な剥離)が発生することもなくバイアス安定性が大きく向上する。しかし、800ºC以上のアニールによりAl2O3膜が結晶化すると絶縁破壊寿命が低下する。このため、450ºC にてAl2O3膜を形成しその後700ºCにてアニールを行ったものが最も信頼性が高い。