[13a-B406-1~10] 11.1 基礎物性

[13a-B406-8] [講演奨励賞受賞記念講演] REBCO溶融凝固バルクにおける高速酸素アニールプロセスの開発と酸素拡散機構の考察

〇元木 貴則¹、布川 航太¹、箭内 優¹、権藤 紳吉¹、中村 新一²、下山 淳一¹ (1.青山学院大理工、2.TEP)

キーワード：REBCO、溶融凝固バルク、酸素拡散

REBCO材料では優れた超伝導特性を実現するための不定比酸素量制御が不可欠であるが、大型擬似単結晶とみなせる溶融凝固バルクでは酸素拡散が遅く、通常数百時間という長時間の酸素アニールが必要となる。本研究では、水蒸気を酸素アニールプロセスに導入することによる高速酸素アニールプロセスの最適化を進めるとともに、マルチドメインのバルクに対しても同様のアニールを行うことでバルク体における酸素拡散機構の解明を目指した。