[13a-B409-1~10] 3.12 ナノ領域光科学･近接場光学

[13a-B409-6] 位相同調アンテナを用いたメタ表面量子井戸赤外検出器

〇宮崎 英樹¹、間野 高明¹、笠谷 岳士¹、大里 啓孝¹、渡邉 一弘¹、杉本 喜正¹、川津 琢也¹、新井 志大¹、重藤 暁津¹、落合 哲行¹、神馬 洋司²、宮嵜 博司³、Hainey Jr. Mel Forrest¹ (1.物材機構、2.日大、3.東北大)

キーワード：光検出器、メタ表面、赤外光

メタ表面の光電子デバイスへの応用には、個々のアンテナの電気的接続が必要である。本研究では、適切な形状に折り曲げた金属ワイヤでアンテナを連結することにより、全アンテナを同相で共鳴させつつバイアス印加や電流取り出しが可能になることを示す。この位相同調アンテナを応用した量子井戸赤外検出器は、78K、波長6.7μｍにて垂直入射に対して量子効率61%、理論限界に迫る検出能を示し、さらに室温でも感度を示した。