2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

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[13a-PA5-1~9] 13.6 ナノ構造・量子現象・ナノ量子デバイス

2020年3月13日(金) 09:30 〜 11:30 PA5 (第3体育館)

09:30 〜 11:30

[13a-PA5-7] Si/CaF2 p型三重障壁共鳴トンネルダイオードの室温微分負性抵抗特性

佐藤 穂波1、熊谷 佳郎1、三上 萌1、利根川 啓希1、廣瀬 皓大1、冨澤 勘太1、金子 拓海1、渡辺 正裕1 (1.東工大工学院)

キーワード:共鳴トンネルダイオード

シリコン(Si)/弗化カルシウム(CaF2)ヘテロ構造は,界面における伝導帯バンド不連続が約2 eVであり,結晶構造が類似で格子定数が近いことからSi基板上に数原子層厚の積層エピタキシャル成長が可能である。この特徴を活かし,室温において大きなpeak-to-valley電流比を有する共鳴トンネルダイオード(RTD)の動作実証を行ってきた。今回,ホール注入型のSi/CaF2三重障壁構造RTDを作製し評価したところ,室温において微分負性抵抗特性を初めて観測した。