2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

15 結晶工学 » 15.6 IV族系化合物(SiC)

[13a-PA6-1~11] 15.6 IV族系化合物(SiC)

2020年3月13日(金) 09:30 〜 11:30 PA6 (第3体育館)

09:30 〜 11:30

[13a-PA6-3] 4H-SiCにおける基底面部分転位対の表面近傍での収縮・拡張時の反応経路解析

平能 敦雄1、榊間 大輝1、波田野 明日可1、泉 聡志1 (1.東大工)

キーワード:転位、4H-SiC、反応経路解析

4H-SiC結晶中に存在するBPD(基底面転位)を低減させるために,TED(貫通刃状転位)へと変換させているが,変換現象は未だに解明されていない.そこで,BPD部分転位対が収縮する過程に着目し,表面や表面形状が転位対の収縮・拡張に与える影響について解析を行った.反応経路解析の結果,表面極近傍では,Cコア部分転位対の方がSiコアよりも移動しやすく,転位対収縮時のエネルギー障壁が小さく収縮が起こりやすいということが分かった.