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[13p-A403-9] ナノポーラスカーボンの水吸脱着時の構造解析
キーワード:ナノポーラスカーボン、水吸脱着、構造解析
本研究室では水素、二酸化炭素、メタン、水に対して高い吸着特性を示す籾殻炭由来のナノポーラスカーボン(NPC)を報告してきた。NPCはグラファイト層のアモルファスな構造の中にミクロ孔やメソ孔を有する構造をしている。X線回折(XRD)装置を用いることで水分子を吸着したNPCのグラファイト層の層間距離が0.35 nmになるように構造変化を起こすとして新しい吸着モデルを報告している。NPCに水を吸着させたNPCと水吸着後に水を脱着させたNPCに対しXRD法とSAXS法による測定を行い、水吸脱着時のNPCの構造を議論する。