2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.6 ナノバイオテクノロジー

[13p-A407-1~16] 12.6 ナノバイオテクノロジー

2020年3月13日(金) 13:15 〜 17:45 A407 (6-407)

林 智広(東工大)、三浦 篤志(北大)、田和 圭子(関西学院大)

15:45 〜 16:00

[13p-A407-10] 神経細胞グルタミン酸受容体分子の光捕捉過程における細胞膜電位変化

〇(D)岸本 龍典1,2、工藤 卓2、田口 隆久3、細川 千絵1,4 (1.阪市大院理、2.関学大院理工、3.情通機構脳情報、4.産総研・阪大先端フォトバイオ)

キーワード:神経細胞、光ピンセット、AMPA型グルタミン酸受容体

我々は,興奮性神経伝達において主要な受容体分⼦であるAMPA型グルタミン酸受容体(AMPAR)の分⼦動態を集光レーザービ ームの光圧により操作し,伝達効率を直接的に制御する⼿法の開発を進めている.神経細胞表⾯の量子ドット(QD)標識AMPARに波⻑1064 nmのNd:YVO4レーザーを集光したところ,レーザー照射後の⾃発発⽕回数が増加する傾向が⾒られた.QD-AMPARの光捕捉過程は,シナプス伝達効率の変化に関与していると考えられる.