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[13p-A407-10] 神経細胞グルタミン酸受容体分子の光捕捉過程における細胞膜電位変化
キーワード:神経細胞、光ピンセット、AMPA型グルタミン酸受容体
我々は,興奮性神経伝達において主要な受容体分⼦であるAMPA型グルタミン酸受容体(AMPAR)の分⼦動態を集光レーザービ ームの光圧により操作し,伝達効率を直接的に制御する⼿法の開発を進めている.神経細胞表⾯の量子ドット(QD)標識AMPARに波⻑1064 nmのNd:YVO4レーザーを集光したところ,レーザー照射後の⾃発発⽕回数が増加する傾向が⾒られた.QD-AMPARの光捕捉過程は,シナプス伝達効率の変化に関与していると考えられる.