2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[13p-A408-1~16] 12.7 医用工学・バイオチップ

2020年3月13日(金) 13:15 〜 17:45 A408 (6-408)

笹川 清隆(奈良先端大)、河野 剛士(豊橋技科大)、徳田 崇(東工大)

17:15 〜 17:30

[13p-A408-15] 低侵襲慢性神経計測のためのフローティングデバイス

〇(D)山下 幸司1、澤畑 博人2、山際 翔太1、沼野 利佳1、鯉田 孝和1、河野 剛士1 (1.豊橋技科大、2.茨城高専)

キーワード:神経電極、低侵襲、慢性記録

本研究では,低侵襲性の<5 µm直径の針状ニードル電極とその慢性計測のための外科的処置を提案する。脳組織上における‘フローティング’電極を可能とするため,導電性Si基板上に製作したSiニードル電極を柔軟なワイヤで実装した。融解性材料を介してマウスの大脳皮質に留置された電極は,自由行動下におけるin vivo神経信号記録を可能とし,さらに従来の外科手技と比較して組織損傷が低減できることも確認した。