[13p-B408-1~16] 11.1 基礎物性

△ [13p-B408-4] Nd置換したSm(O,F)BiS₂超伝導体の単結晶の育成

〇(M1)木南 幸希¹、花田 祐二¹、長尾 雅則¹、丸山 祐樹¹、綿打 敏司¹、田中 功¹ (1.山梨大院)

キーワード：層状超伝導体、遷移金属、置換効果

2012年に発見されたBiS₂系超伝導体R(O,F)BiS₂は現在までにRサイトをLa, Ce, Pr, Nd, Smの各ランタノイドが占めた単結晶において超伝導が報告されその固有特性が明らかとなってきた. Rサイトを二つ以上のランタノイドが占めた単結晶においても超伝導が確認されておりRサイトのイオン半径の減少に伴いT_cが上昇する傾向が示されている. 本講演では, KI-KClフラックスを用いることにより初めて育成に成功した(Sm,Nd)(O,F)BiS₂単結晶における, Nd及びFの置換量を変化させた際のc軸格子定数やT_cについて述べる.