2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.4 有機EL・トランジスタ

[14a-A409-1~7] 12.4 有機EL・トランジスタ

2020年3月14日(土) 09:00 〜 11:00 A409 (6-409)

松井 弘之(山形大)

10:15 〜 10:30

[14a-A409-5] アンチ・アンバイポーラトランジスタの開発 I -動作原理と多値論理回路への応用-

早川 竜馬1、小橋 和義1,2、若山 裕1,2 (1.物材機構、2.九大院工)

キーワード:アンチ・アンバイポーラトランジスタ、多値論理回路、3値出力動作

IOT社会の実現に向け、柔軟性と高速演算処理を可能にする情報処理端末が求められている。我々は、有機集積回路の処理能力を向上できる多値技術に着目した。具体的には、p型半導体とn型半導体がチャネル中央でpn接合を有する特殊な有機トランジスタ(AAT)を提案し、ドレイン電流の増減(負性抵抗)を室温で観測した。さらにAATとn型トランジスタ(PTCDI-C8)を組み合わせた論理回路において3値出力に成功したので報告する。