[14p-A405-1~15] 22.1 合同セッションM 「フォノンエンジニアリング」

[14p-A405-11] 半導体性カーボンナノチューブ薄膜の熱電特性における合理的な一次構造デザイン

〇幸本 洵一¹、後藤 千草¹、河合 壯¹、野々口 斐之^1,2 (1.奈良先端大物質、2.JSTさきがけ)

キーワード：カーボンナノチューブ、半導体、熱電変換

近年、半導体性SWCNTは理想的な一次元半導体材料として、物性と応用の両面から注目されている。SWCNTはグラフェンシートをシームレスに丸めた筒状物質であるが、その巻き角度により半導体から金属まで物性が変化する。近年半導体性SWNTの優れた熱電特性が報告されているが、個々の直径分布との関係性は実験的に解明されていない。本研究では導電性高分子により抽出された直径分布の異なる半導体性SWCNT薄膜を作製し、その熱電特性を調べた。