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[14p-B409-2] 陶器表面に生成される構造色の発色メカニズムの解明
キーワード:陶器、構造色、顕微分光法
陶器作品における色彩は,釉薬や焼成などの条件が複雑かつ多岐に渡るために科学的な解明が進んでおらず,陶芸家の経験と勘に委ねられている.本研究では,「光彩」と名付けられた構造色を放つ陶器を対象に,顕微分光法とSEM法を用いて,その発色メカニズムについて調べた.反射率スペクトル解析,断面SEM観察の結果から,「光彩」の発色起源は上絵付けに由来する高屈折率の最表層が起こす薄膜干渉であることが明らかになった.