10:05 〜 10:35
[10a-S101-4] 物理リザバーとしての脳組織の情報処理能力
キーワード:リザバー計算、脳
本研究では,脳そのものを物理リザバーとみなし,計算資源として定量化することを考えた.力学系(リザバー)が過去の入力をどのように加工・保持しているかを示し,その情報処理を定量的に評価する指標として,情報処理容量(Information processing capacity; IPC)が用いられる.神経細胞の分散培養系 (in vitro) やげっ歯類の感覚野 (in vivo) をリザバーとみなし,外部刺激に対する応答の再現性に基づいて,IPCを推定した.